<地球教>鏡月様より  3210HITキリリク       

                              「ほろ酔い」

                                     

                                     

  

 

           

ほろ酔い(オマケss)


                気まぐれに足を向けたその場所は、酒場を兼ねた小料理屋。
                安くて美味いと評判の店だが、折悪しく今日は随分と込んでいて、相席でなければ席がないという。

                席が空くのを待ってもよかったけれど、先程から鼻を擽る香りの誘惑に負け、私は案内を頼んだ。
                今はとにかく空腹だった。


                案内された卓には、まだ宵の口だというのに、既に出来上がっているらしい男がひとり。
                一瞬、誘惑に負けた胃袋を恨んだが、それも後の祭りというものだ。
                諦めて軽く会釈をしてから男の向かいに腰を下ろす。男は目礼を返してきた。
                無頼漢のような姿をしているわりに、意外と礼儀正しい男なのだろうか?
                出来上がってはいるようだが、暴れたり騒いだりする様子もない。酒癖は悪くないらしい事に胸を撫で下ろす。


                案内してくれた者に何品か料理を頼むと、途端にすることがなくなってしまった。
                正面には見知らぬ男。ぼうとするにも目のやり場に困る。
                しかもこの男、よく見れば随分と整った顔をしているではないか。
                その赤く染まった目元に色気を感じてしまい、ますます目のやり場に困ってしまう。

                「・・・・おい」
                「!!!!」

                は…話し掛けられたーーー!!??
                絡み酒か? 絡み酒なのかこの男!!?
                ちょっと待ってください。私が何をしたと言うのですか?
                美味しそうな香りにつられて、席が開くのを待つ時間を惜しんだだけじゃないですか。
                何でこんな所で、空腹のまま、見知らぬ酔っ払いに絡まれなければいけないんですか!!?
                理不尽でしょう? 理不尽ですよね?? 理不尽に違いない! 理不尽だ!!
                早く戻ってきてくれ、給仕の人!!! そして助けろ。

                私の頭の中を駆け巡った悲鳴など意に介せず、フ・・・と男は笑った。

                「そう固くなるな。別に取って喰ったりはせんよ」
                「・・・・・・(確かに、人肉を食べるような御仁には見えませんがね・・・)」
                「同席したのも何かの縁だ。どうだ一献?」

                軽く笑ったままそう言うと、男は手にした盃を差し出した。
 
                                                                                                

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                            鏡月様よりコメント

                           お待たせ致しました、みーさま。

                                 「酔っ払いな小松さん」です。
                                 ・・・というと見も蓋もないですね。「酒の席に誘う小松さん」です。
                                 スミマセン。「二の線でグッとアップな尚隆」は、鏡月には無理だったようです。

                                 オマケssは・・・・まぁ、何と言いますか・・・ドリーム?
                                 あ、出来上がってる酔っ払いって小松さんの事です。一応。・・・ドリーム??
                                 (そもそも、ドリームの定義がよくわかっていない。本当に申し訳ないです)
 

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             みーより

               鏡月様のサイト「地球教」でキリ番3210をゲットしまして、「尚隆」のリクエストをしました。

               最初は尚隆ならなんでも良いと思っていたのですが、ちょっと日記に「二の線でぐっとアップな尚隆」だったら

               素敵だな〜と、欲望丸出しなことを書きましたら。めざとくご覧になった鏡月様が描いて下さいました〜vv

               うふ、ほろ酔いの尚隆様の色っぽいこと!充分すぎるほど二の線です〜//

               そんな目で見つめられたら…よ、よだれが…じゅる…vv

               おまけSSの「私」羨ましすぎるっ!!

               替わりたい!!

               んでもって、尚隆様と酒盛りしたい〜!!!

               あんな目で見つめられたい〜〜w///(トリ頭の煩悩爆走中。たとえ鼻の頭がテカっていてもv)

              

               実は鏡月様のサイトのP-BBSに、この続きが…。

               酔いつぶれた尚隆を六太君が迎えに来るという…。

               この酔いつぶれた尚隆も好きですよvとっても幸せそうで。

               きっと、なにかイイことがあったのでしょう。

               ただでさえしまりのない私の顔が、幸せでフヤケきっています。

               鏡月様v ありがとうございました〜♪